遺伝子検査

遺伝子検査とは遺伝子を構成するDNAアルファベット塩基の順序を調べるもので、一般的には血液を使用します。
人間の細胞には2万5千種類の遺伝子があり、どの遺伝子に異常があるかによって、どういった病気が発症するかがわかります。これらの遺伝子の中から当クリニックでは認知症に関する遺伝子検査を行います。

認知症のリスクは遺伝子検査で判明

40歳過ぎたら認知症予防を考えるのはもう常識の時代です。
例えば、認知症の1つのアルツハイマー病はβアミロイドが脳内に蓄積することが原因とされていますが、このたんぱく質は発症の25年前から脳内に蓄積され始めているとも言われています。このたんぱく質の働きを決定しているApoE遺伝子にはいくつかのタイプがあり、ApoE4型を持った人は、持たない人に比べてアルツハイマー病になりやすいことも明らかになっています。(*1 しかし、たとえ遺伝子検査でリスクが高い場合でも生活習慣の改善や脳のトレーニングなどによって発症のリスクを下げることができます。今できる対策は「予防」と「早期発見・早期治療」です。

(*1 Ohara.T at al;Apolipoprotein genotype for predication of Alzheimer’s disease in order Japanese; the Hisayama Study. J Am Geriatr Soc. 2011 Jun. 59(6): 1074-9. Doi:10 1111/J.1532-5415.2011. 03405.X.Epub 2011 Jun 7.

*アルツハイマー病の発症には遺伝子的要素以外にも食事や生活習慣、またApoE以外の遺伝子も関与しています。本遺伝子検査はアルツハイマー病の発症リスクを調べるもので将来の発症の有無を判定するものではありません。